書道道具買取専門の「すみのあと」です。愛知県名古屋市東区より紅星牌（書道具）の買取のご案内です。名古屋市東区は名古屋城城下町としての特色を色濃く残しており北区、中区、千種区、守山区に隣接しており30年以上硯、掛軸、和紙などの査定、買取をしています当社も呼んでいただける地域でもあります。名古屋市東区は矢田駅のそばに名古屋ドームがあり多くのイベントが連日開催されております。また名古屋市東区は尾張徳川家のゆかりの地としても名高く中央本線が走っている大曾根駅そばには徳川美術館があります。こういった歴史的文化度の高い街では茶道、書道、香道などをされる方も多く買取業者も呼ばれることが多いのではないでしょうか。

そういった名古屋市東区より査定、買取の対象となりました和紙があります。所持されていた方はお亡くなりになりご遺族との査定、買取となりました。お若いころは地方で書道教室をされていたようですが年齢を重ねるにつれて硯、掛軸、和紙などを運ぶのがしんどくなってきたのか、ご家族がいらっしゃる名古屋市にもどってこられたようです。書道具は一点一点は小さいですが数があると大変な重量にもなります。硯、墨、筆、和紙などは初動家にとって自身の書道家作品を揮毫する際に使用する大切な文房四宝ですので大量に所持されている方も多いです。和紙に限って言えば半紙などは小さいので持ち運びは苦労しませんが紅星牌などの画仙紙は大人が抱えて持ち運びする大きさですし一点ならまだしも10点運ぼうとするとかなりの労力にもなります。

画像の紅星牌は往時の書道家に大変な人気のあった画仙紙です。和紙も日本の紙と中国の紙（唐紙）によってだいぶ値打ちが変わります。紅星牌は中国の安徽省で生産されており、生産された地域の名前をとって宣紙といわれております。紅星牌は種類も多く書を書いた際ニジミの少ない浄皮単宣やニジミの多い綿料単宣や紅星牌を漉く際に二回漉いて単宣の2倍程度の厚さのある綿料夾宣やさらに3枚重ねにした綿料三層夾宣などがあります。書道家の方は紅星牌の中でも自身の作品に合わせた和紙を選択しニジミ、カスレを日々鍛錬しながら表現していたことになります。淡墨の技法などがもっとも重要な表現をしていた手島右卿は和紙、宣紙に対して自身の本で相当な分量を用いて説明しております。

こういったことは手島右卿だけでなく宇野雪村、青山杉雨など往時の書道家は全員がおこなっていたことかと思われますが書作品を製作するためによりよい和紙、画仙紙、より良い墨、筆などを購入し続けるだけでも一般の書道家は大変な労力かと思われます。しかしながら歴代の書道家が文字通り「お墨付き」を与えた唐紙が紅星牌ですから現在もやはり高値で売却されております。

和紙の売却に関してはなんでも売れる、というわけにはいきません。やはり使うものである以上未使用が望ましく、また作品として発表する以上シミがあっては困ります。文化革命期前後の紅星牌は高額査定が可能な画仙紙もありますが時代が経っているためｲﾀﾐ、ｼﾐが出てしまうことがよくあります。書道具は使用するために購入するものですので売却する際には状態がやはり肝要といえます。

今回御相談いただいた御遺族の方はこのような紅星牌の背景をご存じなかったので説明させていただきました。紅星牌などの和紙にかぎらず書道用品は状態が大変重要なものになります。これは絵画などの古美術品にもいえますが、例えば美人図の顔にｼﾐがあった場合は査定額が大きく下がることと似ております。逆言えば半紙などは大量生産品であることが多いため数が相当数ないと値段がつかないこともあります。半紙に限らず書道用紙は様々なジャンルがありますのでややこしい面も確かにありますし書道具は硯、墨、筆、和紙など買取可能なジャンルも多く存在しております。そういった書道具を目の前にして売れるのか？売れるとしたらいくら位なのか？それともあげていいものなのか？等々悩まれるご遺族の方も多く、買取業者を選定するのに苦労される方が多いこともよく伺います。当社は30年以上書道具買取専門の業者です。御自宅に眠っている価値の分からない書道具がありましたらお電話でもメールでもお気軽にご相談ください。

書道具買取専門「すみのあと」では紅星牌の買取を強化しております。

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