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買取実績
書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
2019.12.09

筆筒の買取/川崎市宮前区/書道具

筆筒の買取/川崎市宮前区/書道具
筆筒の買取/川崎市宮前区/書道具
買取品目書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
住所神奈川県

書道具買取専門の「すみのあと」です。神奈川県川崎市宮前区から書道具(筆筒)の査定、買取のご案内です。川崎市宮前区は川崎市を構成する7行政区のひとつで多摩丘陵上に位置し多摩区、高津区、麻生区、横浜市青葉区、都筑区に隣接し杉並区の荻窪駅そばで35年以上硯、掛軸などの査定、買取りをしています当社もよく伺わせていただく地域でもあります。川崎市宮前区は歴史もあり馬絹古墳、東高根遺跡などもあり中原街道沿いにある影向寺は8世紀の創建でもあり「関東の正倉院」とまで称されております。かような歴史的遺物の多い街では茶道、書道、華道などの文化活動も多く行われ書道関係でお話を頂くことも間々あります。

そういった川崎市宮前区から査定、買取の対象となりました書道具があります。所持されていた方はお亡くなりになりご遺族との査定、買取となりました。宮前区でサラリーマンをされながら書道、習字にこだわらず余暇の時間を使い楽しまれていた書道家の方だったようです。書道は硯、墨、筆、和紙があれば気軽に始められる文化活動でもありますし時間もそこまでかかりません、御自身のあいた時間で愉しまれるにはうってつけの趣味かもしれません、また和室に掛軸、扁額が掛けられ書道具が並んでいる様も美しい空間でもあり書道具以外の水滴、筆筒、硯箱、文鎮もひとつの書道空間を演出しているようで見ていて清々しくもあります。整然と並べられているものがあれば自然と仕事にも身が入るように整理することは大事な心構えだなと再認識いたします。それでも戦前の書道家は空襲の中蝋燭の灯を頼りに書道作品を揮毫し続けたわけですからそういった執念はまた次元の違う努力として感じ入るところでもあります。

画像の筆筒は時代のある書道具ではありませんが、筆筒とはその名の通り筆を収納する筒です。筆筒とは「ひっとう」とも「ふでつつ」とも呼ばれる書道具です。他に筆を収納する書道具としては筆掛がありますが筆は使用した後そのままにしておくと墨が凝固しますので洗って干す作業が必要になります。筆掛はそういった意味で選択した後の物干しのような役割があります。また洗った後筆筒にいれてしまうと形が崩れますので手順としては筆を洗い、筆掛に掛ける、という順序が肝要です。また筆筒の内側に和紙などを貼り筆筒が痛まないように保存されている書道家の方もよくいらっしゃいます、こういったところは物を大事にする日本人の特性がでております。また筆筒の素材は多くのものが竹、陶器、金属が多く、書道家の方の筆筒もこういった材質のものが多いですが故宮博物館や日本の博物館に展示されている時代のある筆筒は時代のある古美術品であったり作家の製作した工芸品のものもあります。近年花籠などの竹工芸の作品が海外に評価され竹工芸の需要が高まり,透かし彫りなどの技法がなされた筆筒や作家作品の竹製品の評価も見直されております。

このように筆筒ひとつでもバラエティーが非常に富んでおり書道家青山杉雨、西川寧、今井凌雪らの日本のトップクラスに人達も書道具に関してはそうとうの拘りを持っていたようです。またトップクラスの書道家は古美術品としての書道具の蒐集家も多く、比田井天来、上田桑鳩らに影響を受けたペインティングアートの旗手である宇野雪村は古墨のコレクターでもあり彼の紡ぎだす墨への文章は読む人間を圧倒し墨ひとつでここまで情熱を持てるものなのかと感嘆する次第であります。

今回ご相談いただいた御遺族の方は筆筒自体ご存じなかったようです、そもそも筆ではなくはさみや物差しが入っていましたので文房具の一種かと思われていたようです。ものの価値がわかっていれば問題ありませんが多くの興味のない方にとっては捨てていい物か?売っていい物か?あげていいものか?判断に迷われ当社にありがたいことにご相談いただきました。こちらの説明によりものの値打ちがわかったとおっしゃっていただければ私も伺った甲斐があります。このようなご相談を頂くことは書道具に触れる喜びもありますのでお気軽にご相談いただければと思います、また終活、遺品整理、コレクションの処分をお考えの方からもよくご相談を受けます、数ある書道具のひとつである筆筒を通してこのような交流ができますことは非常に喜ばしいと思っております、ありがとうございました、次世代の書道家に繋いでいきたく思います。

 

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