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買取実績
書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
出張買取
2020.12.10

水滴の買取/書道具

水滴の買取/書道具
水滴の買取/書道具
買取品目書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
住所東京都
買取方法出張買取
買取価格¥25,000

書道具買取専門の「すみのあと」です、東京都より書道具の水滴の買取のご案内です。東京都杉並区で30年以上硯、掛軸などの査定、買取をしています当社は東京都内から買取の査定をいただくことはよくあります。そのような中で今回は水滴が査定の対象となりました。水滴とは書道具であり墨を擦る際に使用する水を貯めておく容器のことを指します。

 

水滴は歴史も古く、多くの古美術品からその歴史をうかがい知ることができます。特に書道が世界一盛んだった中国では様々な水滴が製作されており、普段使いの陶器製のものから銅製、玉製、象牙製など材質が高価なものも多く水滴ひとつとっても美術品足りうる存在であることがわかります。中国からは古来より「文人」という言説がありその存在は学問に明るく書に通じる文化人のような存在を指します、そういった文人たちが文房という世界を発展させてきた歴史がありその文人たちが愛玩した書道具は現在の古美術ファンたちをも虜にする書道具が非常に多いですね。

またその影響は日本にも及んでおり様々な材質から伝統工芸士や人間国宝クラスの作家も水滴、文鎮などを作家作品として製作してきた歴史があります。書道家の中にはコレクター寝る熱の強い方もよくいます。例えば硯に魅せられた書道家の方が硯を何百点も所有しているという話はわりと聞きます。そういった方にお会いすることもありますがそれは熱く硯について語っていただきこちらも大変な勉強になります。水滴は基本的には手のひらサイズのものが多く、小さいだけに蒐集熱がおこりやすい書道具であり古美術品でもあります。

 

画像の水滴は明治期頃に製作された古銅の水滴です。鹿に老人が乗っている様子をモチーフとしております。これは「寿老人」という中国では大変人気のあったモチーフでもあります。また自然と調和のシンボルである鹿を従えている構図が非常に多く日本でも大変人気のある存在です。古美術の世界でも寿老人を描いた掛軸、寿老人を扱った焼き物など枚挙にいとまがないくらいです。それだけ長生きすることは当然ですが幸福であり、また酒をたしなんで愉しく暮らす、という余生がいかに贅沢であるか、という一見できそうでできない余生の過ごし方が現代社会にも通ずる価値観にも思えます。

画像の水滴は時代もあり可愛らしいモチーフでもあることから買取させていただきました。もちろん時代により人気のあるモチーフも変遷していきます。寿老人はかつては大変人気がありましたが現在はそこまでの人気は残念ながらありません、また多くの作品があるため値段が下がりやすい、という状況でもあります。しかし時代による価格の推移は仕方ないことでもありますがこの作品自体の良さは変わりませんし、また手元に置いても何とも言えない落ち着きが感じられます。

 

今回ご相談いただいたご遺族の方は水滴や寿老人の背景をご存じなかったので説明させていただきました。水滴に限らず硯、筆などの書道具は一見どれが価値があるかわかりづらい一面もあります。特に今回のような古い書道具が入っている場合は査定する人間の鑑識する力により査定額の差が生じます。当社は専門の業者が伺います、ご自宅に眠っている価値のわからない書道具がありましたらお電話でもメールでもラインでもお気軽にご相談ください。

 

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