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買取実績
書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
2020.02.25

文房四宝の買取/書道具

文房四宝の買取/書道具
文房四宝の買取/書道具
買取品目書道用品(筆架、硯箱、水滴、文鎮)
住所東京都杉並区

書道具買取専門の「すみのあと」です。東京都杉並区より文房四宝の買取のご案内です。文房四宝とは「ぶんぼうしほう」または文房四友(ぶんぼうしゆう)、文房四侯(ぶんぼうしこう)とも言われており、中国で書道に使われている硯、墨、筆、紙の総称になります。文房とは文人の書斎のことを指します。文人とは中国発祥の言語ですが学問を修める文化人のことを指しますが中国の長い歴史によりだいぶ解釈もかわってきており広義では「知識人」を指す場合も多いです。またその根底に流れる文人の概念は詩文、書などの「文章を能くする」ことがあります。現代の書道家、篆刻家も文人に近い存在と言えるかもしれません。文房四宝で最も人気のある硯の歴史はそのまま文人と中国王朝の歴史と密接な関係にあり古来より多くの政治家、文人達に愛玩されてきました。

硯は歴史的には紀元前5000年前の風字形石硯(ふうじけいせきけん)が最も古く新石器時代に硯の原型があったようです。漢時代には文房四宝を愛玩する潮流もすでにあったようです。宋時代には文人趣味が開花した時代でもあり様々な図録が製作され蘇易簡により「文房四譜」という図録も宋時代には作られております。文房四宝の中でも紙、墨、筆に比して硯は最も価値があり古美術品としての評価も高く硯、和紙、宣紙、画仙紙に比して消耗しないという点も美術品として遺されてきた理由になります。唐時代以降は陶器で製作された陶硯も出現し数は増えましたが宋時代に現在の形式である長方硯が一般的になり普及しました。文房四宝の査定、買取は書道関係の方が圧倒的に多いですね。

価格は練習用の硯ですと数百円からになりますが古端渓硯で出来のいいものならば数万円~査定されるものも数多くあります。また和硯といわれる全国各地で製作されている硯も作家と内容によっては高値がつくものもあります。代表的な和硯は山口県の赤間硯が有名ですが赤間の作家である昭龍山も人気作家です。工芸品全般に言えますが特産として製作されている工芸品は多いですがその中でも一流の作家が製作した一点ものの作品はその内容により高値で取引されている傾向があります。他には山梨県の雨宮静軒が製作した硯も人気があります。雨宮静軒は帝室技芸員でもあったので明治期の海外向けの作品に影響を受け猿、鶴などをモチーフとした工芸レベルの高い硯を製作しており現在も人気があります。しかしながら文房四宝の中でも端渓硯は贋物も多く見極めが難しい面もあります。判断に迷われる時は専門業者に鑑定をしてもらったほうが早いです。

今回御相談いただいた御遺族の方はこのような文房四宝の背景をご存じなかったので説明させていただきました、硯も見た目が豪壮なものだけでなく地味な硯でも高額査定ができる硯もあります。それは硯の製作年代、技法、作家など様々な要因により決定されます。当社は遺品整理、終活、蒐集品の売却など幅広く対応しております。ご自宅に眠っている価値のわからない書道具がありましたらお気軽にご相談ください。

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