硯の買取/大田区/書道具
買取品目 | 硯 |
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住所 | 東京都 |
書道具買取専門の「すみのあと」です。東京都大田区から書道具(硯)の査定、買取のご案内です。大田区は東京都の特別区のひとつで世田谷区、品川区、目黒区、江東区、川崎市に隣接しており荻窪駅そばで35年以上、掛軸、硯などの査定をしています当社もよく呼んでいただける地域でもあります。大田区は人口70万人を超えますが大田区の大部分は平地が多く、それが住宅地が広がった理由かと思われます。また埋立地も多く京浜地方は海浜公園や団地なども多く近年人口が増大しています。
そういった大田区から査定、買取の対象となった書道具があります。所持されていた方はお亡くなりになりご遺族との査定、買取となりました。大田区でご夫婦で自営業をされながら余暇で書道を嗜まれていた書道家の方だったようです。大田区は住宅街も多く書道教室、茶道教室なども多く書道に携わる方が往時は多かったと推察されます。また硯、墨、筆、和紙などの文房四宝や水滴、硯箱、文鎮、水注などの書道用品を売っている店も多く書道をされるには環境がいいかもしれません。画像の硯は端渓硯ですが中国の硯は端渓硯を筆頭に往時は大変な人気を博しました、画像の硯は長方硯ですが中には動物をモチーフにしたり中国では吉祥の象徴である蝙蝠をかたどったユニークな硯もあります。日本人の感覚からすると蝙蝠が幸福を運んでくるとは想像しづらい面もありますがこれはひとえに文化の違いでしょうか。
また往時の硯、特に時代のある唐硯は江戸時代より高遊外や市河米庵などがその良さを伝え、中国より伝わった煎茶趣味や唐物文房具を珍重したことにより美術品としての評価も高いです。時代を経て愛され続けてきた書道具はやはり往時の蒐集家たちが著作で喧伝したことによりその良さが伝わったことでしょう。こういったことは書道具だけでなく骨董品、絵画の世界にもあてはまり、一部のマニアックな人たちがその良さを伝え続けたからこそ日の目を見るようなことが存外多いです。また唐物の文房具を愛していたある書道家は「私が筆をとるのは中国の筆、中国の墨、中国の紙が揃った時だ、その3つが揃わないと筆をとる気になりません」とまで言いきっております。このように往時の書道家から絶大な支持を得ていた唐硯ですが和硯も各地の個性を出しており往時は各地域のデパートで売っておりそれはそれで高額な硯として認識されていた和硯も相当量あります。
今回御相談いただいた御遺族の方はこのような硯の背景はご存じないので大まかにご説明するところから始まりました。古硯と新硯の違いを説明いたしますとご納得いただけて訪問した甲斐もありました。書道具に限らず伊万里、李朝もそうですが古い物と新しいものの違いは判別しづらいものが多く、そこは専門の当社にご相談いただきましたことは大変光栄でもあります。また当社は終活、遺品整理など幅広く対応いたしますのでお電話でもメールでも御気軽にご相談ください。このたびは往時の書道家の熱気を感じさせる硯をありがとうございました、次世代の書道家に繋いでいきたく思います。
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さい)