赤間硯の買取
買取品目 | 硯 |
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住所 | 東京都大田区 |
買取方法 | 出張買取 |
書道道具買取専門の「すみのあと」です。東京都大田区より赤間硯の買取のご案内です。
赤間硯は山口県下関市を中心に製作されている硯で歴史も深く鎌倉時代にはその原型が出来上がっており鶴岡八幡宮に奉納されるほど貴重な硯であり江戸時代には藩主に献上するほどの硯でした。この時代の赤間硯が出てくれば買取価格も高額査定が望めますが現存する古赤間硯がほとんど存在しないのでなかなかに難しい話でもあります。鎌倉時代といえば中国では宋時代にあたりますが宋時代の文房四宝は現在でも最高峰の評価を得ております。この時代の書道具は遺跡から発掘されてきた硯を模倣するう文化も生まれております。例えば書道家なら誰もが見たことのある「板硯」ですがこれは用途がいまいちわかりません。実用には不向きですし観賞用としてもシンプルすぎるきらいがありますが宋時代は文人趣味が発展した時代でもありこのような素朴なものを愛でる文化が生まれたのではないでしょうか。つまり懐古趣味の一環として板硯が脚光を浴びた可能性もあります。
この時代にはそういった硯の多様性が広がった時代でもありおそらく日本にもその影響が出始めたころではないかとも思えます。そういう意味では赤間硯だけでなく雨畑硯、那智黒硯など全国で特色のある硯が生産されておりますが原型はこの時代の硯が発端なのかもしれません。日本は硯に関して中国から大きな影響を受けております。中国のいつの時代の硯を赤間硯が影響を受けたかはよくわかりませんが赤間硯自体は日本でも人気が高い硯で石質も固く墨もおりやすく、赤茶色の独特の風味が人気を呼び彫刻もしやすいので様々な意匠の硯があります。
また堀尾卓司、日枝玉峯、木村華泉など赤間硯の作家も多いです。堀尾卓司は採石場からそのまま取り出しかのような自然な作品が多く山口県の自然と工芸を融合させた作行に定評があります。
画像の赤間硯はそういった作家作品ではなく伝統工芸品として書道家、観光客向けに制作されていた硯かと思われます。手ごろな価格で購入できるので一部作家作品や古硯のような美術品としての味わいはありませんが赤間の石を使った最低限の赤間らしさは残っており赤間硯の入門としては最適かと思われます。買取の話になりますとこういった硯は大量生産品にも近いので査定額は期待しないほうがいいでしょう。
今回ご相談いただいた方はこのような赤間硯の背景をご存じなかったので説明させていただきました。硯は中国の端渓硯を始めとした4大硯を筆頭に朝鮮でも製作されており、また日本でも全国各地で生産されております。そのように様々な硯がある中でどの硯が高く売れて、どの硯が値段がつかないか、を判断することは詳しい人間でないと難しくもあります。そのようなときは専門の当社にご相談ください。当社は書道具の査定のほかにも遺品整理、終活など広範囲に対応しております。ご自宅に眠っている価値のわからない書道がありましたらお電話でもメールでもお気軽にご相談ください。
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