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買取実績
出張買取
2020.11.03

硯の買取/鎌倉市

硯の買取/鎌倉市
硯の買取/鎌倉市
買取品目
住所神奈川県鎌倉市
買取方法出張買取

書道道具買取専門の「すみのあと」です、神奈川県鎌倉市市より硯の買取のご案内です。神奈川県鎌倉市は三浦半島に属し逗子市、藤沢市、横浜市に隣接しており人口は18万人ほどですが戦前より別荘地としての顔も持ち合わせており書道具、茶道具や古美術品を所持している方多く30年以上硯、掛軸などの査定をしています当社も呼んでいただける地域でもあります。

 

そういった鎌倉市から査定、買取の対象となりました書道具があります。所持されていた方はお亡くなりになりご遺族との査定、買取となりました。鎌倉市で書道教室を開いていた方だったようで練習用の硯が大量にあり往時の熱気をうかがわせる雰囲気が残っておりました、ほかにも墨、筆、和紙なども数多くあり書道関係の教室は数が多いことが繁栄の証でもあるのだなあ、と感心してしまうくらいです。

 

また鎌倉市は殿村藍田など多くの書道家が移り住んでいたこともあり、別荘地でありながら文化的な拠点としての顔もあります。また別荘地であり東京から離れていた地域でもあるので書道展覧会や書道業界を一歩引いた視点から自由な視点で創作活動をする仲間で集まっていた形跡、逸話もよく伺います。「書をダメにした七人」を上梓した大渓洗耳によれば中央で書道を表現することは堕落する方向についながると指摘しており、その理由は以下の7点から成立します。1書壇は言わないほうが利口である、2言っても一銭にもならぬ、3予性が少ないので静かにしていたい、4今の地位を失いたくない、5弟子が出品する場所展覧会の場所を失ってしまうのは困る、6たしかに「へた」はへただがよい人だ、7ずいぶんと世話になってきて今され裏切るような真似はできない等々の理由で本当の表現活動ができにくくなっており、果てはお互いの利益を追求する展覧会株式会社になってしまったと喝破しております。なかなか辛辣な意見ですが書道業界ではかなり昔から言われている現象であり、私が伺ってきた書道家の方も「理想と現実が違いすぎた」「こんなにもお金がかかるとは思わなかった」などの理由で一線を引いて地方でのんびりと好きな硯を集めのんびりと書道生活を送っている方も多いですね。表現活動を目指しながらやがては出世街道にまい進していく、という様子は確かに芸術家とはかけ離れた姿にも見えますがどちらの生き方が良いかはその人の価値観に寄るとしかいえません。

 

またそういった方たち蒐集した書道具はどれもそれぞれの拘りが垣間見えて個人的には愉しく拝見させていただいております。

画像の硯は中国四大硯のひとつである端渓硯ですが古美術品の古端渓硯とは違い新端渓と呼ばれる、数が多く出ている硯になります。

端渓と言えば何か高そうな雰囲気を感じますが何らかの名品がある場合、それを写す行為は茶道具でも古美術品でもよくあることです、この新端渓はまさしくその「写し」に近い書道具でもあります。

 

今回ご相談いただいたご遺族の方は硯の背景をご存じなかったので説明させていただきました。端渓硯といっても売れるものと売れないものがやはりあります。そこは古美術品としての値打ちか作家作品としての値打ちか様々な角度から査定する必要がありますが多くの硯は練習で使われることが多くもともとの値段もそれなりである場合がほとんどです。こういった硯だけでなく墨、筆、和紙など他にも査定する場合がほとんどですので中には売れる書道具もあることがよくあります。

数ある書道具を目の前にして売れるのか?あげたほうがいいのか?等々悩まれているご遺族の方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。当社は他にも遺品整理、終活など幅広く対応しております。ご自宅に眠っている価値のわからない書道具がありましたらお電話でもメール、ラインでもお気軽にご相談ください

書道具買取専門「すみのあと」では書道具の買取を強化しております。

 

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さい)