今回は、栃木県栃木市にて、書道具である墨池（ぼくち）の買取をさせていただきました。

栃木市は栃木県の南部に位置する都市で、蔵造りの家屋の街並みが保存されていることから、小江戸、小京都などとも呼ばれ、観光客に人気の地域です。

市内では、旧石器時代の石器や縄文時代の集落の遺跡が見つかっており、古くから人々の営みがあった地域だということが伺えます。

日本三大霊山のひとつである「岩船山」があり、そこにある高勝寺は、東国の人々の信仰をあつめていました。岩船山は死者の霊魂や魂が集まる場所だと、古くから信じられています。

戦国時代には、北上してくる小田原の北条、越後の上杉、東北方の宇都宮、東の佐竹と、それぞれの勢力が交錯する中にあり、戦乱が絶え間なく続いた土地ですが、江戸時代になると、多くの宿場町が置かれ、現在の町の基礎が出来上がりました。

このように、歴史の深い栃木市ですが、文学や芸術の分野でも知られています。著名な作家である夏目漱石が栃木で過ごしたことはよく知られており、彼の作品にも栃木の風景や文化が描かれています。

栃木市からは少し離れますが、塩原温泉には、夏目漱石の記念碑が残っており、描かれた絵日記などを見ることもできます。

また、栃木市では、演劇や音楽、美術展などの文化イベントも頻繁に開催され、地域の芸術活動が盛んに行われています。

そういった文化や歴史のある土地柄、骨董品をお持ちの方も多く、買取などでも、よく呼んで頂ける地域でもあります

そんな栃木県栃木市にて買取させていただいたのは、書道具の墨池（ぼくち）です。

墨の池という名前のとおり、墨を入れておくための容器のことです。墨を磨る硯とは違い、墨汁を入れてすぐに使えるようにする道具で、たっぷりの墨を使うことができるので、書道以外にも、水墨画などでもよく使われます。

墨池は、日本の伝統的な書道具のひとつであり、歴史的な価値があるお品です。

墨池は、古代から日本の書道や絵画の制作に使用されてきました。日本の書道は、中国から伝わり、その後独自の発展を遂げました。墨池は、日本の書道の歴史と深く結び付いており、数百年にわたる使用と継承の歴史を持っています

墨池はあくまで、墨汁を入れる容器なので、墨を磨ることはできませんが、磨った墨を入れておくことができるため、硯と併用して使う人もいます。

筆にたっぷりと墨を含ませたい場合は、墨池が便利で、書道家の作風によって、墨池を愛用しているケースも多いです。

現在ではプラスチック製の手軽なものが多くなっていますが、陶器でできたものや金属製など、素材もさまざまです。

今回買取させていただいた墨池は、中華民国期の時代（1912年〜1949年）に中国人作家によって作られた作品です。

丁寧に査定させていただき、80,000円での買取となりました。

中国人作家の作品で、時代のあるお品でしたので、このような買取価格となりました。

売主様には、お品の価値などを丁寧に説明させていただき、ご納得の上での買取となりました。

書道家のなかには、道具にこだわりを持っている方も多く、今回買取させていただいた墨池のような歴史の深い品を使って作品を作りたいと考えている方もたくさんいらっしゃいます。

墨池は、書道だけではなく、水墨画や水彩画にも使うことができるため、さまざまなジャンルのアーティストの方から注目を集めるお品となりそうです。

銀座書道具すみのあとでは、今回の墨池をはじめとして、硯、墨、筆、紙に加え水滴、肉池、硯箱、文鎮、墨床、矢立、筆架など幅広い種類の書道具の買取をさせていただいております。

すみのあとは、全国唯一の書道具専門の買取店です。

書道具専門で買い取りを行っているため、査定物を見逃すことはありませんし、正確な価値を査定することができます。

一つ一つ丁寧に査定をさせて頂いており、お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。

「すみのあとに相談して良かった！」と言っていただけるようなお取引を心がけています。

無料査定は1点から受け付けております。

書道具はさまざまな種類があることから、品物の点数が多い場合や、遠方で足を運べない、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。

今回は栃木県栃木市まで伺いましたが、関東に限らず、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度お問い合わせください。

まずはお電話にてヒアリングをさせていただき、日時を調整いたします。

訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。

出張買取のほか、店頭買取はもちろん、宅配買取も行っています。

家に、古い書道具、墨、硯、掛け軸あり鑑定、買取したいと考えている方は、ぜひ、書道具すみのあとまでご相談ください。

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書道具買取専門「すみのあと」

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さい）