硯の買取/東京都世田谷区/書道/鑑定
買取品目 | 硯 |
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住所 | 東京都世田谷区 |
買取方法 | 出張買取 |
買取価格 | ¥20,000 |
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平素よりお世話になっております。銀座で創業40年、書道具買取専門「すみのあと」です。
東京都世田谷区より硯の買取りのご案内です。世田谷区は歴史も深く、古くは武蔵国の一部であり、平安時代にはすでに集落が形成されていました。鎌倉時代には、世田谷郷として発展し、戦国時代には小田原北条氏の家臣・吉良氏が世田谷城を築き、領地として支配しました。主な史跡としては世田谷城址公園(吉良氏の居城跡)、大場代官屋敷(江戸時代の代官屋敷)などがあり文化度も高く骨董品の買取り、査定をしています当社もよく呼んでいただける地域でもあります。
そういった世田谷区から買取の対象となりました硯があります。
画像の硯は端渓硯と言われる中国の硯ですが中国硯は種類も多く鑑定、買取の対象になります。
中国硯には、地域ごとに特色ある名硯が存在します。特に「四大名硯」と呼ばれるものは、歴史的にも評価が高く、実用性と美術性を兼ね備えています。端渓硯(たんけいけん)は広東省肇慶(ちょうけい)産で石質が非常に細かく、適度な吸水性を持ち、墨がよく磨れます魅力としては高級品は透き通るような質感があり「眼(魚脳凍)」や「金線」などの美しい模様が現れますがそういった硯は買取、鑑定の対象となります、また皇帝や文人に愛され、清代以降も珍重されきた歴史もあります。
歙州硯(きゅうじゅうけん)は安徽省歙県産で黒色で、鉄分を多く含むため硬質で耐久性があり龍脳紋、金星、銀星などの斑点模様が美しく内容によっては高価買取が臨めます。また墨をよく吸い、滑らかな磨墨感があり、唐代から評価され、宋代の文人に特に愛用されました。洮河緑石硯(とうがりょくせきdけん)は甘粛省洮河産で緑色の美しい石材で、適度な硬さを持ちます。硬すぎず、墨のすりやすさが絶妙で風水的に吉祥の色とされ、特に高級品は珍重されます。 澄泥硯(ちょうでいけん)は山東省・河南省産で天然石ではなく、粘土を焼き固めた陶器の硯です。滑らかな表面で、墨の発色が良く独特の模様や色合いを持ち、芸術性が高く軽量で持ち運びしやすい特徴があります。
また中国硯は石の美しさも買取、鑑定の対象となります。
中国硯は、単に墨をする道具ではなく、「石の美」 そのものが鑑賞価値を持ち天然の模様(石眼・金線・銀線)がある端渓硯には「魚脳凍」と呼ばれる独特の模様があり、これが名品の証とされています。また、歙州硯には「金星」「銀星」と呼ばれる鉄鉱物の斑点が散らばるものがあり、星空のような幻想的な美しさがあります。硯石は、使い込むほどに艶が増し、色が深くなるものも多いです。特に端渓硯や洮河緑石硯は、年月とともに風合いが変化し、持ち主とともに育つ魅力があります。