平素よりお世話になっております。銀座で創業40年、書道具買取専門「すみのあと」です。
豊島区より書道家作品(高木聖鶴)のご案内です。豊島区は新宿区、渋谷区とならび「都心三大都心」と言われており池袋駅を中心に繁華街も多く立教大学、学習院大学など学校も多く都心の中心として栄えております。また文化度も高く多くの美術施設、文化施設があり鈴木信太郎などの文化人も住んでいた歴史があり書道具を中心とした買取をしています当社もよく呼んでいただける地域でもあります。
そういった豊島区から買取、査定の対象となりました書道作品は高木聖鶴です。
所持されていた方はお亡くなりになりご遺族との買取、査定となりました。
高木聖鶴(たかぎ せいかく、1926年1月4日 – 2017年11月2日)は、日本を代表する書家の一人であり、特に「古筆(こひつ)」の研究と臨書を通じた書道の探求で知られています。岡山県出身で、日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者として、日本書道界に多大な影響を与えた人物であり書を芸術として追求するだけでなく、平安時代や鎌倉時代の古筆を深く研究し、それらの筆致を現代に蘇らせることを目指しました。その緻密な臨書技術と独自の美意識により、多くの書家や研究者に影響を与えてきた歴史があり書道作品として内容によっては高価買取が臨めます。
高木聖鶴は1926年、岡山県総社市に生まれ、幼少の頃から書に親しみ、地元の書家から基礎を学び、戦後の混乱期を経て、彼は書の道に本格的に進むことを決意し書道界においては、王羲之や欧陽詢など中国書道の大家の影響を受ける流派が多いが、高木は日本の「古筆」に強く関心を持ちます。彼は、藤原行成(『白氏詩巻』)、藤原佐理(『離洛帖』)、小野道風(『屏風土代』)などの日本書道史上の巨匠の筆跡を徹底的に研究し、それらの書を自らの手で再現することに力を注ぎました。
特に、平安時代の「かな書道」における優美な筆使いと流麗な書風を深く研究し、独自の書を築き上げ、彼の臨書(古典作品を忠実に再現する技法)は非常に高い評価を受け、「現代に蘇った古筆」とも称されました。古筆は書道業界でも高価買取、査定の対象となりますが現代書道家は対象となる作家が限られておりますが高木は買取対象となります。
高木聖鶴の作品の最大の特徴は、古筆の臨書を極めた上で、それを現代の書道表現へと昇華させた点にあり彼の書は、単なる模写ではなく、古典の持つ精神性を継承しながら、新たな美を生み出しています、その作品は多くの弟子を生み出し古美術業界でも買取、査定の対象となります。彼の臨書は、原本の紙質、墨色、筆の動きに至るまで精緻に再現されており、学術的にも極めて高い評価を受けた。例えば、『高木聖鶴臨書集』では、『寸松庵色紙』や『関戸本古今集』などの名筆を、まるで原本のように再現していることが分かります。さらに彼の書は、筆の運びが極めて繊細でありながらも力強さを持ち、細い線の中にも豊かな表情があり、柔らかさと厳しさが共存している。まさに日本の美意識を反映した書風と言えます。
高木は、書を単なる文字の表現ではなく、美術の一分野として確立させようとしました。そのため、作品の構成や余白の使い方にもこだわり、視覚的な美しさを重視したため高木聖鶴は、現代書道界において極めて高い評価を受け、多くの受賞歴と功績を残しました。
そういった功績を踏まえ2013年、日本の文化勲章を受章した。これは、日本の文化・芸術分野において顕著な功績を残した人物に与えられる最高の栄誉であり、書道界においても数少ない受章者の一人であり彼は日本芸術院の会員としても活躍し、書道の発展と後進の育成に努めた。彼の書風を学ぶ弟子たちは全国に広がり、現代書道における「古筆臨書」の流れを確立しました。彼は指導者としても優れた才能を発揮し、多くの書家を育成した。彼の指導は、単に技術を伝えるだけでなく、書に対する哲学や精神性を重視した。
高木の作品は、日本国内だけでなく海外でも高く評価された。特に、フランスや中国での展示会では、彼の古典的な書風が「東洋の美」の象徴として称賛されました。
高木の研究と作品は、現代の書道界に大きな影響を与えており、書道家作品として買取査定の対象となります。特に「古筆臨書」の重要性が再認識され、多くの書家が彼の技法を参考にしています。彼は、書道の歴史を後世に伝えるため、多くの古筆を研究し、それを広く紹介した実績があります。これにより、日本の書文化の保存と研究が進み、今日の書道界の発展に貢献しています。彼の作品は、現在も多くの美術館や博物館に収蔵され、後世の人々に影響を与え続けている。特に岡山県の美術館では、彼の代表作が展示されることが多いです。
高木聖鶴は、古筆の臨書を極め、それを現代の書に昇華させた偉大な書家です。彼の作品は、日本の書道史において重要な位置を占めており、その影響は今も続いております。彼の書は、単なる美しさを超え、日本の美意識や精神性を映し出している。そのため、彼の作品を鑑賞することは、日本文化の奥深さを感じることにつながり高木聖鶴が残した書とその哲学は、これからも多くの書家や芸術愛好者にとって、大いなる指針となり続けるに違いないと思います。
この度は貴重な書作品を買取させていただき有難うございました。
東京都豊島区周辺では池袋、池袋本町、上池袋、北大塚、雑司ヶ谷、高田、西池袋、東池袋、南池袋、目白、駒込、巣鴨、西巣鴨、南大塚、北大塚、南長崎、長崎、千早、要町、高松、千川などにお住いのお客様は出張査定・出張買取対応致します。
今回は豊島区での買取でしたが、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずはお電話かメールでお問い合わせください。簡単なヒアリングの後、訪問日時を調整させていただきます。買取対象書道家は高木聖鶴、西川寧、青山杉雨、殿村藍田、小林斗アン、金澤翔子など幅広く対応しております。
訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。保険証、運転免許証、パスポート、年金手帳などの身分証明書のご用意をお願いいたします。
書道具買取専門すみのあとでは全国出張買取、鑑定、査定はもちろん宅配買取や店頭買取も受け付けております。
宅配買取の場合、着払いで送っていただいてかまいませんが、送られる前に必ずお電話にて宅配買取を希望される旨をお伝えください。
お品物が届きましたら、一つ一つ丁寧に査定して金額をお知らせいたします。
査定金額にご納得いただければ、ご指定いただいた銀行口座にお振込みさせていただきます。
店頭買い取り(JR有楽町駅から徒歩5分)は予約制になりますのでお越しになる前にお電話を頂ければと思います。
リサイクルショップに売る前、処分される前にご自宅に眠っている価値のわからない硯、墨、筆、和紙、唐紙、掛け軸、拓本などの書道具がありましたらお電話でもメール、ラインでもお気軽にご相談ください。
また遺品整理、生前整理、お引越し、蔵の整理なども行っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
店舗 書道具買取専門「すみのあと」
電話 0120-410-314
住所 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス福神ビル2 6F
営業時間 11時~16時
電話受付時間 9時~20時(営業時間と電話受付時間は異なりますのでお気を付けくだ
さい)