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買取実績
出張買取
2023.10.06

洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)の硯(書道具)買取 | 東京都大田区

洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)の硯(書道具)買取 | 東京都大田区
洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)の硯(書道具)買取 | 東京都大田区
買取品目
住所東京都大田区
買取方法出張買取
買取価格¥20,000

 

今回、東京都大田区で買取させていただいたのは、世界四大名硯のひとつとされている「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」です。

 

東京都大田区は、東京都の南部に位置する区です。1947年に旧大森区と旧蒲田区が合併して誕生しました。

人口は約74万人(令和2年度)で、人口が増加傾向にある区です。

東側は東京湾の向こうに房総半島を望み、西側は多摩川を挟んで神奈川県川崎市中原区、幸区、南側は川崎市川崎区、北側は江東区、品川区、目黒区、世田谷区と接します。

 

海と川があり、武蔵野台地の先端に位置していることから、古くから多くの人々の営みがあった地域です

江戸時代には農漁村として栄えた土地で、特に海岸の大森・糀谷・羽田地区では海苔の養殖が盛んに行われていました。

 

明治時代に、アメリカの動物学者・モールス博士が発見した「大森貝塚」をはじめとして「多摩川台古墳群」「池上本門寺五重塔」など、多くの史跡が点在しています。

南千束にある勝海舟夫妻の墓も有名です。勝海舟は、別邸洗足軒を設けるなど、風光明媚な土地柄を愛していました。

遺言により明治32年(1899)この地にに葬られたそうです。

江戸城無血開城と維新の立役者であった勝海舟の墓は、現在もファンや歴史愛好家が訪れる場所となっています。

 

ほかにも、近隣地域には寺院や神社などの歴史的な建築物も点在しており、伝統行事や祭りなどが行われている、歴史的にも貴重な地域です。

 

さらに、明治時代になると鉄道が開通し、新橋~横浜間で事業をおこなう人々の交通の拠点となりました。

そして、敷地面積約1,522ヘクタールという区の面積の4分の1もの面積を占める「東京国際空港(羽田空港)」は、日本最大の国内・国際線の空港です。

1931年に「東京飛行場」として開港して以来、日本の空の玄関口と呼ばれています。

24時間運用が可能な空港のひとつで、2019年の乗客者数は世界5位と、多くの人が利用しています。

 

美術館やギャラリーが多くある土地で、さまざまな芸術作品を鑑賞できます。

地域の文化イベントや展示会も頻繁に開催され、アーティストたちの活動を支援している地域です。

歴史深く、文化度の高い地域ですので、骨董品の買取でよく呼んでもらえる地域でもあります。

 

そんな東京都大田区で今回買取させていただいたのは、世界四大名硯のひとつとされている「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」という硯です。

 

硯(すずり)は墨を水で磨るときにつかう書道具で、石や瓦でできたものが多いです。陶器でできたものは陶硯と呼ばれます。

 

現在は、何もしなくてもそのまま使用できる墨汁が売られており、簡単に手に入れることができますが、古くは硯に水を入れ、固形の墨を磨って墨汁を作っていました。

墨の起源については諸説ありますが、紀元前には既に墨が存在していたといわれています。

現在でも、本格的な書道やプロの書道家の方々は固形の墨を硯で磨って使っています。

硯の起源は諸説ありますが、古代の中国で見つかった紀元前5000年~6000年前の風字形石硯が最古の硯とされています。日本での歴史も古く、弥生時代には既に硯が使われていたと伝えられているほどです。

 

硯は作られた時代に応じて「古硯」と「新硯」に区別されていますが特に定義はありません。

一般的に清朝時代より以前の硯を「古硯」、それ以降の硯を「新硯」と区別する場合が多くなっています。

 

硯が売れるの?と不思議に思う方もいるかもしれませんが、骨董品としての価値の高い硯であれば高額買取となる可能性があります。

中国において「硯」は「紙」「筆」「墨」と共に「文房四宝のひとつ」とされ、文房具の中でも重要視されています。

お品物によっては驚くような価格になることも珍しいことではありません。

 

硯は主に日本製の和硯(わけん)と中国製の唐硯(とうけん)があります。

硯を歴史的に生産していたのは日本と中国しかありません。

見た目や造りに大きな差はありませんが、日本と中国では風土が異なることから、材料となる石材が変わるため、石の色合いや模様などの特性に違いがでてきます。

日本製よりも、中国製のほうが高値が付きやすいです。

 

また、硯を収納する箱である「硯箱」も、古来より優れた工芸品が数多くつくられています。

骨董品価値の高い古い硯箱もまた。高値で取引される小道具のひとつです。硯とともに、硯箱もお持ちの場合は、大事になさってください。

ともに査定に出せば、思わぬ高値が付くこともあり得ますよ。

 

今回買取させていただいたお品も、墨を磨るための硯ですが、特別なお品といえるものかもしれません。

「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」と呼ばれる硯で、前述した通り、世界四大名硯とされているもののひとつです。

 

「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」とは、中国甘粛省から採掘される石を使った硯で、採掘期間が短く採掘場所が失われたことから「幻の硯」「究極の硯」とされています。

中国では重要無形文化財に指定されている、大変貴重なものです。

青緑色でやや堅い石質が特徴で、宋の時代に洪水で採石地を失いましたが、現在でも模倣品が多く作られており、人気が高いお品となっています。

 

ここで、他の四大名硯についてもご説明いたしましょう。

 

・端渓硯(たんけいけん)

硯の代名詞ともなっている端渓硯(たんけいけん)ですが、非常に多くの種類があります。

その中でも、老坑と呼ばれる採掘場から産出したものや、唐代から清代にかけて採掘された「古端渓」などが珍重されています。

また石紋や彫刻、色にも様々なものがあります。

 

・歙州硯(きゅうじゅうけん)

歙州(きゅうじゅう)とは、かつて中国にあった州の名称で、端渓と並び代表的な石硯です。

 端渓に比べて硬く、肌合いは緻密ですが鮫肌のように荒くザラザラしているので、松煙墨などの硬い墨をおろす際に適しています。

 

・澄泥硯(ちょうでいけん)

古くから「泥を澄ませて焼成された硯」という伝説のあった硯で、清の乾隆帝が愛した硯としても有名です。

実際には自然石で作られていたようです。

 

以上のような四大名硯であれば、価値が高く、高額買取になることが必至でしょう。

また有名人・著名人が過去に所有していたというような、来歴のある硯も高額買取となります。

 

今回、東京都大田区にて買取させていただいた「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」が、もし本物であれば、大変貴重なお品となりますが、残念ながらこちらの硯は模倣品である可能性が極めて高いお品でした。

本物の「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」は実在するのかどうかの真偽もわからないほどの幻の品なのです。

 

しかしながら、雰囲気を味わうにはちょうど良い大きさと作行で、見た目にも華やかな硯です。

当時売っていた値段についてもお伺いしましたが、雰囲気を味わうには、許せる範囲の値段と言えたため、良い買い物だったと思います。

 

今回も丁寧に査定させていただき、20,000円での買取となりました。

査定の根拠やお品物の背景などについても、ご説明させていただき、売主様にご納得いただいたうえでの買取となりました。

 

書道具すみのあとでは、今回の「洮河緑石硯(とうかりょくせきけん)」のような各種書道具の買取をおこなっています。

硯以外にも、墨、筆、紙に加え水滴、肉池、硯箱、文鎮、墨床、矢立、筆架など幅広い種類の書道具の買取をさせていただいております。

文房四宝を始めとして古い書道具、古墨、古美術品としての端渓硯、作家作品、骨董品など幅広く対応しており、高値で買取させていただいております。

 

すみのあとは、全国唯一の書道具専門の買取店です。

書道具専門で買い取りを行っているため、査定物を見逃すことはありませんし、正確な価値を査定することができます。

現場に出ると、故人から書道具を譲り受けたというご遺族の方や、書道家のみなさまから「書道具を次世代に伝えたい」というお声をお聞きします。

微力ながら、そのお手伝いをさせていただきたいと思っております。

 

一つ一つ丁寧に査定をさせて頂いており、お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。

もちろん、金額にご納得いただけないという場合は、無理にお売りいただく必要はございません。

骨董品を売るときは、警戒される方も多いかと思いますが、当店では、お客様が大切なお品を安心して売ることができるよう、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるお取引を心がけています。

 

当店では、無料査定は1点から受け付けております。

書道具はさまざまな種類があることから、品物の点数が多い場合や、遠方で足を運べない、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。

引っ越しや遺品整理などで、処分したい品数が多い場合は、お気軽にご相談ください。

 

今回は東京都大田区まで伺いましたが、都内に限らず、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度お問い合わせください。

まずはお電話にてヒアリングをさせていただき、訪問日時の調整をさせていただきます。

訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。

保険証、運転免許証、パスポート、年金手帳などの身分証明書のご用意をお願いいたします。

 

出張買取のほか、店頭買取はもちろん、宅配買取も行っています。

着払いで送っていただいてかまいませんが、送る前に必ず、お電話ください。お品物が届きましたら、一つ一つ丁寧に査定して金額をお知らせいたします。

査定金額にご納得いただければ、ご指定いただいた銀行口座にお振込みさせていただきます。

 

もしご自宅に、古い書道具が眠っていて、処分したいと考えているが価値がわからず困っている方や、どこに売ろうかと迷われている方は、ぜひ、書道具すみのあとまでご相談ください。

 

銀座で創業30年!書道具買取専門「すみのあと」はこちらです

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さい)