高木聖鶴
高木聖鶴(本名郁太)は大正12年岡山県総社市に生まれます。総社市は古美術の世界では雪舟生誕の地としても有名です。同時代の書家は成瀬映山、梅原清山、稲村雲洞、榊莫山らがいます。杉並区で30年以上硯、掛け軸などの査定、買取をしています当社もこういった書家のお弟子さんからお声がかかることがあります。高木聖鶴は戦地から帰還後、父が働く証券会社で20年働きつつ「仕事以外に生涯を通じて学べるもの」として書家を目指し安東聖空、丹羽海鶴の弟子である内田鶴雲に師事します。他に内田鶴雲の弟子としては中村龍石、法元康州らがいます。書家としては昭和25年に日展に初入選し、昭和56年には日展審査員に就任し平成3年には現代書道二十人展にも「かな」で参加します。その後は読売書法会常任総務、高島屋岡山店で朝陽書道会屏風展の開催後、平成13年には日展の理事となります。その後勲四等旭日小綬章、文化功労者、文化勲章、従三位など輝かしい栄誉を手中に収め平成29年に逝去します。
高木聖鶴は当時から高島屋を始めとした百貨店でよく個展を開いていたため高木聖鶴の掛け軸作品は存外目にすることが多いです。著作も多く二玄社から「かなの教室」「美しい百人一首」などかな関係の書籍も多くかなに対する情熱が見えます。高木聖鶴の掛け軸作品は私も何回も扱いましたが「かな文字」を現代的に視覚的に美しく揮毫した書家です。料紙も拘りのあるものが多いですね。高木聖鶴の作品は観たらすぐわかるくらい作品には特徴があります。かな文字を中心とした書家が少ないというのもありますが日比野五鳳、小山やす子、大石隆子などかな文字で成功された書家もおり、そういったかな文字の書家の作品には日本古来の気品が漂っています。高木聖鶴は近年のかな書家で最も成功をおさめた一人でしょうが「高野切」「香紙切れ」などの王朝のかな文字を維持しつつ、かな作家があまりやらなかった「大字」に挑戦しかな文字の新たな地平を切り開いた功績もあります、また買取、査定の仕事を通じて高木聖鶴の作品に出逢いたく思います。
書道買取専門「すみのあと」では高木聖鶴の掛け軸作品の買取を強化しております。
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