飯島春敬
飯島春敬(稲太郎)は明治39年生まれの東京生まれの書道家です。同時代の書道家は青山杉雨、西川寧、大石隆子、松本芳翠、日比野五鳳など名だたる書道家が顔を連ねております。長男の飯島太久麿、長女の飯島春美も書道家です、さながら書道界のサラブレッドといったところでしょうか。大正9年に小野鷲堂に師事し、かな文字を研究しつつ古筆、日中書道史の研究など精力的に書道に関する学術的テーマを掘り下げます。
また近代詩文書家としての顔も大きく手島右卿らと日本書道美術院を創立して現代書道界の礎を造ります。その後平安書道研究会を創設しかな書道界の発展に大きく貢献しました。日展参与、毎日書道会理事、勲三等旭日中綬章。平成8年逝去。
飯島春敬は書壇が漢詩、古歌を研究する旧来の図式に拘らず現代の詩文を積極的に取り入れた点は評価されています。そういった意味では金子鴎亭に似た立ち位置かもしれません。かような革新的な面もありながら古筆の研究としても第一人者であった点も忘れることはできません。古筆という伝統を維持しながら新風を吹かせようとした飯島春敬の書道人生は能の世界の「守破離」というテーマにすごく合致する気がいたします。
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