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2025.06.24

硯等の書道具の片づけについて徹底解説。

長年にわたり使い続けてきた硯(すずり)や筆、墨、半紙などの書道具──それらには、単なる道具を超えた「思い出」や「歴史」が詰まっています。書道を学び、伝え、作品を仕上げるたびに触れてきた品々は、たとえ使わなくなったとしても簡単には手放せないものです。しかし、教室の閉鎖、引越し、遺品整理などのきっかけで書道具の整理が必要になったとき、どのように扱えば良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

書道具の片づけは、単なる整理整頓ではありません。それぞれの道具が持つ「材質」「産地」「作者」「使用歴」によって、保存すべきか、譲るべきか、売却すべきかの判断が異なります。たとえば、中国の端渓硯や日本の赤間硯、那智黒硯といった銘石から作られた硯は、美術品や収集品としての価値を持つこともあり、専門業者による査定を受けることで想像以上の評価がつく場合もございます。また、古墨や未使用の筆、希少な紙や硯箱なども、市場で高値がつくことがあります。

大切なのは、安易に「捨てる」選択をするのではなく、一つひとつの道具を丁寧に見極めること。価値がある品は、次の持ち主のもとで再び活かされ、命を吹き込まれることもあります。不要になったものの中には、地域の書道教室や福祉施設などで有効に活用されるケースもあり、社会貢献にもつながります。

当店では、書道具の片づけに関するご相談を随時受け付けております。査定の際は、写真を送っていただくだけでも対応可能。ご自宅や教室への出張買取も行っており、ご高齢の方や整理に不安を感じている方にも安心してご利用いただけます。大切な道具を丁寧に扱い、価値あるものとして次代へつなぐために──まずはお気軽にご相談ください。

【1】書道具片づけの基本ステップ

① 道具の分類をする

まずはすべての道具を一度出し、「種類ごと」に分けます。

主な分類例:

  • 硯(すずり)

  • 墨(古墨、新しい墨)

  • 筆(使いかけ、新品)

  • 紙(半紙、画仙紙、色紙など)

  • 文鎮

  • 筆架・硯箱・水滴・墨池

  • 書道関連書籍・手本・作品

② 傷みや状態をチェックする

・筆:毛が割れていたり抜けていないか

・硯:欠けやヒビ、裏面の汚れの有無

・墨:ひび割れ、表面のカビ、箱の有無

・紙:湿気や日焼け、シミがないか

→状態により「使用可能」「観賞用」「処分検討」に分けましょう。


【2】硯の片づけで気をつけたいこと

硯は書道具の中でも「資産価値」が高いことがあるため、特に慎重な扱いが求められます。

① 価値のある硯の特徴

以下のような特徴がある場合、高価買取や展示に適している可能性があります:

  • 端渓硯、歙州硯、麻子坑硯など中国の銘硯

  • 日本産の銘石(那智黒石、赤間硯など)使用

  • 書道家・文人の所持品や箱書きがある

  • 作家銘や印が刻まれているもの

② 保管時の注意点

  • 水分を完全に拭き取る(濡れたまま放置すると劣化の原因)

  • 柔らかい布で包んで収納

  • 直射日光、高温多湿を避ける


【3】書道具の処分方法と選択肢

【選択肢①】使えるものは寄贈・譲渡する

地域の書道教室、学校、福祉施設などに寄贈すると喜ばれることがあります。

【選択肢②】価値があるものは専門業者に査定依頼

状態がよく、銘品や古い道具が含まれる場合は、書道具専門の買取業者に査定してもらいましょう。とくに以下のような業者が理想です:

  • 書道専門・古美術・骨董に強い業者

  • 写真査定を受け付けている

  • 出張買取に対応している

【選択肢③】保存用に整備する

すぐに使わなくても「保管」しておく選択もあります。その場合:

  • 防湿材と一緒に収納

  • 繊細な道具(筆、墨)は個別に包む

  • 木箱や桐箱がある場合は、元の箱に戻す


【4】片づけと同時にやっておきたいこと

  • 由来や購入時のメモを残す:箱書きや書付、購入記録、師範からの譲渡などの情報は価値評価に重要です。

  • 道具の写真を撮る:後で整理する際や売却・寄贈を検討する際の記録に便利です。

  • 親族との相談:特に遺品整理の場合は、想い出や価値を考慮して判断しましょう。


【5】片づけのNGポイント

  • 知識がないままゴミとして処分してしまう

  • 墨や筆を濡れたまま保管

  • 硯の裏面をチェックせずに売却(銘や刻印がある可能性あり)

  • まとめて「一括処分」してしまう(個別で価値があるものがある)


【まとめ】

書道具、とりわけ硯の片づけは「捨てる」よりも「見直す」「選ぶ」ことが重要です。以下がポイントです:

項目 注意点・おすすめ対応
欠け・ヒビ確認、箱書き・銘に注目、専門業者に査定依頼
毛の状態、筆先の割れ、使いかけでも価値あり
古墨は高額になる可能性あり、箱や銘の有無を確認
湿気・虫食いに注意、未使用品は保存可
処分 できれば売却、または寄贈を検討

 

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書道具買取専門すみのあとでは全国出張買取、鑑定、査定はもちろん宅配買取や店頭買取も受け付けております。

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リサイクルショップに売る前、処分される前にご自宅に眠っている価値のわからない硯、墨、筆、印材、和紙、唐紙、掛け軸、拓本、書道作品、硯箱、水滴、筆架などの書道具がありましたらお電話でもメール、ラインでもお気軽にご相談ください。

また遺品整理、生前整理、お引越し、蔵の整理なども行っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

店舗 書道具買取専門「すみのあと」

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住所 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス福神ビル6F

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さい。